アースリード様 早川 勝太 社長

エリア
大阪府大阪市(本店)
設 立
2016年8月
U R L
https://www.earthlead.co.jp

社長プロフィール

20代前半は、寝食を忘れるほど不動産営業に没頭。5年が過ぎたころ、取引のあった別会社の社長から会社を譲り受ける。個人の儲け至上主義的な業界のあり方を変えるべく、スタッフ全員が胸を張って働き、成長できる組織を目指す。

INTERVIEWインタビュー

全社員が成長を楽しみながら、
胸を張って働き続けられる企業をつくる。

Q.ウィルスタジオ(ウィル)を知ったきっかけは?

同業者のほとんどに違和感を持っていた私に、某企業の方から「御社と同じような考え方の会社がありますよ。会ってみませんか?」と紹介されたことがきっかけです。初回は、ウィルの本社にある飲み部屋で会長と話をさせてもらいました。事前に聞いていた通り、まったく不動産屋っぽくない。業界のことや会社の未来のこと、経営者としての考え方など話題は尽きませんでしたが、なかでも私の胸に刺さり、今でも覚えていることがあります。それは「最初はワンマンで行った方がいい」という言葉。そのときアースリードを設立してまだ3年くらいでしたが、私は他の不動産会社のように個人の儲け至上主義的な会社には絶対したくなかった。全社員が心から成長を楽しみながら、胸を張って働ける組織をつくりたいと思っていました。それ自体は今も変わらない私の信念でもありますが、その手法が間違っていた。会長の話を聞いて、「あ、失敗したな」と思いました。
私は社員が働きやすい組織をつくるため、社員の意見を尊重しすぎていた。そしていつの間にか義務と権利のバランスが崩れ、ぬるま湯のような環境ができてしまっていたのです。もちろん、それだけが原因ではないかもしれないし、ワンマン経営が完全に正しいというわけでもないと思います。時代も違うかなと。それでもハンマーで頭を殴られたような気持ちになりその通りだと思えたのは、その先に実在しているウィルという会社があるから。もう疑いようがないですよね。

Q.コンサルを依頼しようと思った理由は?

不動産業界の在り方自体を変えたい、全社員が誇りを持ちながら楽しく成長できる会社をつくりたい、そう考えていた私の未来像の先にウィルが見えたからです。働いている社員も俗にいう「会社員」という感じがしなかった。数字のみを追いかける気風があるこの業界の中で、それぞれの社員が夢を持って未来を見ている。私が目指すものが実際に存在するなら、信じてやってみる価値があると思ったのです。

そして依頼したのは、「新卒採用コンサル」。当社にとって新卒採用は初めての試みでした。というより今までやろうと思ったことさえありませんでした。自分たちのような知名度もない会社がやるなんて、最初から無理だと諦めていたので。ですから本当にゼロから教えてもらいました。合同説明会に出展したときの場違い感といったらなかった。当社だけが浮いている感じでした。でも、やってみたら意外とできたのです。学生に本気で向き合い、本気で自分たちのことや未来を伝えると、ちゃんと響いてくれる学生が集まってきました。

また、場違い感の中でも良い学生と出会えたのは、採用媒体での見せ方も成功要因の一つだったと思います。会社の魅力を存分に落とし込んだパンフレットやサイトは、どの企業よりも強いメッセージ性がありました。自分の会社を改めて誇りに思える、そして自信を持てる経験になりました。

  • メッセージ性の強い採用サイト
  • 会社説明会の様子

Q.実際にコンサルを受けてみての感想

コンサルを受けてというより、新卒生が聞いていた以上に本当に真っさらな状態であることに驚き、感動しています。考えや思いを伝えたらそのまま素直に受け入れる間口を持っている。同じ価値観を持つ者同士で組織をつくっていく楽しさ。自分が目指すものが新人を通してよりリアルになり輪郭が見えてくる過程で、自分がやってきたことは間違っていなかったと実感しています。これがたとえば、他社の経験や概念を持つ中途採用の人たちばかりなら、自身の方針を貫くなかでも「もしかして自分が考え方を変えないといけないのか?」と合わせにいってしまうことがある。新卒採用をはじめてからは、その揺れが一切なくなりました。だからこそ、新卒採用はこれからも続けるつもりです。

ただ、ここ数年でコロナ禍による社会、経済への影響が深刻化しています。半導体不足による住宅設備の納期遅延だったり、世界的な木材不足による木材価格の高騰だったり。予測不能なこの時代を乗り切るためにも、ただ人を増やすだけではなく会社の収益構造自体を見直す必要がある。時代的にこれから参入すべきは新築市場でないことは明らかです。そこで前々から考えていたことではありますが、「中古×リフォーム事業」を始めることにしました。

とはいえ、リフォームは自分たちの専門外。ウィルを含め他のコンサル会社やフランチャイズも検討しました。ですので余計に違いがはっきりわかりました。他社はリフォーム入口の集客や接客ノウハウを提供していますが、ウィルはあくまでも入口は「売買仲介」。不動産を売買する顧客に対してリフォームを提案するカタチをとっています。それなら自分たちにもできると思いました。あとは、やはり採用コンサルでの成功実績があったことも大きな理由です。最初にコンサル料を提示されたときは、その金額に正直驚きましたが、そのまま受け入れました。支払う金額以上の利益をもたらしてくれさえすればいい話ですので。まだ事業は始まったばかりですが、必ずこの事業を成功させます。

Q.アースリードのこれからの目標は?

アースリードを、全社員が成長を楽しみながら胸を張って生きられる会社にすることです。これは創業時から変わらない思いであり、新卒生を迎えてからはさらに強固になった指針です。そのための一つとして、私は地域の一企業としての責任を果たしていくことを念頭においています。当社は地域活動を積極的に行っています。祭りのボランティアやコロナ禍におけるマスクの無料配布といった些細なことではありますが、これは社員の誇りにもつながります。個人的には子どもが通う学校のPTA会長も買って出ています(笑)。近々、会社の会議室を開放して小学生の一時預かりも計画中です。私たちの活動を見て、同じように動く同業者も出てくるかもしれない。そうなれば、業界のイメージも変化して行くと思うのです。未だ良くない印象を抱かれるこの業界をアースリードから変えていきたいと思っています。

最後になりましたが、実は上場することを視野に入れています。ウィルに会って見えたこの目標。分不相応かもしれない。でもだからこそ、挑戦する価値があります。これから角度を上げて成長していきます。
(上記記事は2022年3月に取材させていただいた内容になります。)

株式会社アースリード様のクリエイティブ事例

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